不動産専門用語辞典
賃貸業界には専門用語が沢山出てきます。しかもまず聞く事の無い単語ばかり。
説明を受けている時に何の事か分からずについつい頷いて済ましてしまう事も。
全く聞いた事も無いよりはなんとなくでもニュアンスが分かればかなり違ってきます。
「お」ではじまる不動産専門用語
オートロック
マンションのエントランス(共用玄関)に付いているセキュリティ・システムの一種。普通は常に錠が閉まっており、来訪者がインターホンのテンキー等で部屋番号を押すと、各部屋につながり、遠隔操作でエントランスの 電気錠を解錠できる。自分で入る時は、各戸の鍵で開けるか、テンキー式、カード式などのタイプがある。エントランスの扉には自動ドアと 引き戸があるが、前者のほうが便利。最近はTVモニター付きも増えている。
|
オーナーチェンジ
賃貸住宅の所有者が、賃借人が入居したままその建物を売却することをいう。購入者は新たに賃借人を見つける必要が無く、投資用のワンルームマンションでよく使われる方法である。その際に、賃借人から預かっている敷金の引渡しや建物の管理ルールの引継ぎなどに注意が必要である。
|
オープンキッチン
リビングやダイニングと同一空間にキッチンを配するプラン。誰もが気軽にキッチンに立ち入れ、作業を手伝える。コミュニケーション重視型のキッチンといえる。LDKに大きな面積を割けないときでも、広々とした空間がつくれるのがメリット。ただ、キッチンを散らかしていると目に付きやすいし、壁面が少ない分、キャビネットがつくりにくいので、収納計画には工夫が必要。音やにおいがLDK全体に広がってしまう難点もある。
|
オール電化住宅
暖房、給湯、調理などの熱源を含めて、すべてのエネルギーを電力でまかなう住宅のこと。オール電化向けの機器には、 クッキングヒーター、貯湯式給湯器、蓄熱式暖房機器などがある。ガスや石油などの燃焼に伴って発生する有害物質や水蒸気が出ないため、室内空気を比較的清浄に保てるのが特徴とされる。エネルギー・コストは、電力各社が扱う「季節別時間帯別電灯割引」や「全電化住宅割引」などを活用することで低減できる。
|
追い焚き機能付きバス
浴槽のお湯を沸かし直す機能が付いたバスのこと。お湯を入れ替える必要がなく、実用的。
|
屋上緑化
樹木・植物などを建造物の屋上に設置し、緑化すること。近年ではヒートアイランド現象を緩和するために屋上緑化が非常に有効であることが認識されるようになってきた。このため国では、平成13年8月より「都市緑地保全法」を改正・施行し、「緑化施設整備計画認定制度」を創設している。この制度は、一定の要件を満たす樹木・植物などを屋上等に設置する場合には、固定資産税を軽減するというものである。また東京都では、平成13年4月より東京都自然保護条例を改正・施行し、1,000平方メートル以上の敷地面積の民有地において、建築物等を新築・増築する者に対して、地上部の空地部分の20%と屋上の利用可能部分の20%を緑化することを義務化している。
|
奥行
建物や宅地の前面道路に接する境界から、その反対側の境界までの距離。これに対して前面道路に接している距離を「間口」と呼び、この両者によって建物や宅地の形状や大きさをおおまかに示すことがある。
|
踊り場
階段の途中に設けられた踏面の広い段のこと。階段を昇降するときの危険防止と小休止のために設ける。また階段の方向を変える時にも付ける。幅と奥行き、段の高さの最大・最小寸法については、建築基準法で決められている。
|